ja:config:passcrypt
設定項目: passcrypt
パスワードは、常に暗号化されたハッシュとして保存すべきです。DokuWiki は様々なハッシュ関数をサポートしており、この設定項目ではどのハッシュ関数を利用するかを設定します。ここでどの関数を選択するかは、セキュリティの必要性や、既存の認証データベースを使い回したいかどうかで変わってきます。DokuWiki は、暗号化されたパスワードの文字列を解析することにより、そのパスワードがどのハッシュ関数で生成されたものかを決定できるため、あなたの認証バックエンドがサポートする限り、このハッシュ関数の設定はいつでも変更することができます。
Salt 値を使用するハッシュ関数を利用する場合は、ユーザに対して最初にパスワードが割り当てられる際、およびユーザがパスワードを変更する度に、ランダムな Salt 値が生成されます。この Salt 値はパスワードとともに保存されます。DokuWiki が Salt 値を適用できるかどうかは、使用されている認証バックエンドに依存します。
利用できるハッシュ関数は以下の通りです。
設定値 | 説明 |
---|---|
smd5 | Salted MD5 によるハッシュ化 |
md5 | MD5 によるハッシュ化 (以前のリリースでのデフォルトでした) |
apr1 | Apache スタイルの Salted MD5 によるハッシュ化 |
sha1 | SHA1 によるハッシュ化 |
ssha | Salted SHA1 によるハッシュ化 (LDAP などで使用されます) |
crypt | Unix の crypt コマンドによる暗号化 |
mysql | MySQL バージョン 4.1.1 未満で使用されるパスワード形式 |
my411 | MySQL バージョン 4.1.1 以降で使用されるパスワード形式 |
- 型: 文字列
- デフォルト値:
smd5
関連項目
ja/config/passcrypt.txt · 最終更新: 2009-11-29 10:08 by kazmiya