設定管理プラグイン
互換性のある DokuWiki バージョン
(bundled)
概要
設定管理によって、wiki の管理者は、使い慣れた Web ブラウザから快適にオンラインで wiki の設定を簡単に変更することができます。
このプラグインでは DokuWiki の基本的な設定とインストール済みのプラグインと現在使用中のテンプレートの設定を管理します。
使用方法
設定管理は、管理者メニューからアクセスできます。 スーパーユーザとしてログインし、「管理」をクリック、「サイト設定」を選択してください。
現在の状態を強調するために、各設定は異なる背景色で表示されます。
- 青い背景はデフォルト値(
conf/dokuwiki.php
)です。ユーザーは値を変更していません。 - 白い背景はローカルで変更された値(
conf/local.php
)です。 - 薄い赤の背景は変更できない保護された設定(
conf/local.protected.php
)です。
必要に応じて設定を変更した後で、ページ下部にある「保存」ボタンを使用するか、テキストボックスで 'Enter' キーを押すか、ブラウザのアクセスキー:<accesskey> + S
を使用して変更を保存します。
設定の保存方法
変更した設定を保存する際、このプラグインは現在のローカル設定ファイル(conf/local.php
)を conf/local.php.bak
にコピーし、更新後の設定を conf/local.php
に保存します。
conf/dokuwiki.php
に保存されているデフォルト設定は一切変更されません。
しかし、DokuWiki の設定の説明通り conf/local.php
内の全ての設定がデフォルト設定を上書きします。
conf/local.php
を更新する際には、以下のような行が一番上に追加されます:
- conf/local.php
/* * DokuWiki's Main Configuration File - Local Settings * Auto-generated by config plugin * Run for user: <username> * Date: <current date/time, rfc 2822 format (day, dd MMM YYYY hh:mm:ss TZ)> */
設定の保護
特定の設定を conf/local.protected.php
(ファイルがない場合は作成する)に記載することで、その内容を保護できます。
デフォルトでは、DokuWiki は以下の順序で設定ファイルを読み込みます:
conf/dokuwiki.php
conf/local.php
conf/local.protected.php
この方法によって、conf/dokuwiki.php
と conf/local.php
が設定した値を conf/local.protected.php
の保護された設定値で上書きすることを保証しています。
conf/local.protected.php
に存在する設定は、保護状態を示すために薄い赤で囲まれて表示されます。
保護された設定値の編集は無効化されています。
2009-02-14 リリース以降の DokuWiki では、設定ファイルの読み込み順はグロバル変数 $config_cascade
で制御されます。
例
- conf/local.protected.php
<?php /** * Protected settings * Do override DokuWiki default settings and local settings from Config Manager */ $conf['useacl'] = 1;
2008-05-05 リリース以前
2008-05-05 リリース以前は、保護された設定値を読み込むために conf/local.php
ファイルの末尾に以下のような行を追加していました。
@include(DOKU_CONF.'local.protected.php');
ファイルの権限
設定データが保存できるためには、設定ディレクトリと同様に conf/local.php
ファイルの権限が Web サーバから書き込み可能であることが必要です。
それぞれのシステムでのファイル権限の設定方法については、ファイルの権限設定を参照して下さい。
プラグインが設定ファイルに書き込めないと判断した場合、ページ上部に以下のようなメッセージボックスが表示されます
“設定用ファイルを更新できません。もし意図して変更不可にしているのでなければ、ローカル設定ファイルの名前と権限を確認して下さい。”
この状態では、「保存」ボタンが表示されません。